
最近良く耳にする言葉で『断捨離』というのがあります。「えっ、日本語?」 って最初は思いましたが、そもそもの意味や何から始めたらいいのかとか、捨てる捨てないの判斷はどこで区切ればいいのかなど、いざやろうとしても手が止まってしまいますよね。
そんな悩みにお応えできればと、記事にしてみました。
断捨離を始める前に知っておきたい基礎知識
断捨離とは?その目的と背景
「断捨離」という言葉は、ヨガの思想が元になっているってご存知ですか?
「断=入ってくる要らない物を断つ」「捨=家にある不要な物を捨てる」「離=物への執着から離れる」という3つの意味が込められているそうですよ。
ただ物を捨てるだけじゃなく、「物との関係性を見直すこと」が本当の目的です。
身辺整理と断捨離の違いを理解する
断捨離が「今」の自分にとって不要な物を見極めることなのに対して、「身辺整理」は「今後」の人生を見据えて、物を整理することです。特に50代以降は、終活の一環として、残された家族に負担をかけないための身辺整理を意識することも増えてきますよね。
断捨離がもたらすメリットと効果
断捨離をすると、部屋がスッキリするだけでなく、心にもいい影響がたくさんあります。
- 無駄遣いが減る:本当に必要な物だけを買うようになります。
- 探し物がなくなる:物の場所が把握できるので、イライラが減ります。
- 心にゆとりが生まれる:物理的な空間だけでなく、心の余裕も生まれます。
特に50代女性が陥りやすい断捨離の落とし穴
「もったいない」という気持ちや、「いつか使うかも」という考えから、なかなか物が手放せないことってありますよね。特に、人からもらった物や、昔の思い出の品は、捨てることに罪悪感を抱いてしまうことも。
でも、一度思い切って手放すことで、過去への執着から離れ、新しいことに目を向けるきっかけになりますよ。
後悔しないために絶対に残すべき11品目
「断捨離で失敗したくない!」というあなたのために、後悔ゼロで身辺整理を進めるための「絶対に残すべき11の品目」 をご紹介します。
- 親や先祖から受け継いだもの:古くなった写真や手紙、形見などは、家族の歴史そのものです。
- 手紙や日記:デジタルデータにはない温かさや、その時の気持ちが蘇ります。
- 印鑑証明書や実印:重要な手続きには欠かせないものです。
- 保険証券:万が一の時に家族が困らないよう、分かりやすい場所に保管しておきましょう。
- 年金手帳:将来の生活を支える大切な書類です。
- 通帳やクレジットカード:解約する予定がないなら、きちんと管理しておきましょう。
- 災害時の非常食や防災グッズ:命を守るために欠かせない物です。
- お気に入りの食器や調理器具:使うたびに心が豊かになる物は、無理に手放さなくて大丈夫です。
- 趣味に関する道具:心を豊かにする趣味の道具は、大切に残しておきましょう。
- 今後も着る予定の洋服:本当に似合うお気に入りの服だけを残すことで、毎日のコーディネートが楽になります。
- 思い出が詰まった写真:データだけでなく、お気に入りの写真をアルバムにして残しておきましょう。
当たり前って言えば当たり前のことですが、家の中にはこれ以外にも物がたくさんあるということでもあります。
思い出の品:親や先祖からの贈り物
親や先祖から受け継いだ物は、どうしても捨てにくいですよね。無理にすべてを捨てる必要はありません。むしろ、大切に思えるものだけを厳選して、専用の箱にまとめておくと、心の負担も軽くなります。
書類:重要書類とその保管方法
書類は、捨てると後で困る可能性が高いアイテムです。契約書や保険証券、年金手帳などは、クリアファイルにまとめるなど、家族が見てすぐに分かるように保管しておきましょう。
使える物を捨てる際の罪悪感を消す方法
「まだ使えるのに捨てるのはもったいない…」という罪悪感は、誰でも感じますよね。そんな時は、リサイクルショップやフリマアプリに出してみたり、友人に譲ったりする方法を考えてみましょう。そうすれば、その物が誰かの役に立つことになり、罪悪感もなくなりますよ。
家族に必要なアイテムの見極め方
断捨離を始める前に、まず家族と相談することが大切です。勝手に物を捨ててしまうと、後々トラブルになることもあります。家族が「これは必要」という物は、無理に手放そうとせず、一緒に保管場所を考えるようにしましょう。
高価なブランド品の扱いについて
高価なブランド品やジュエリーは、無理に売る必要はありません。でも、もしもう使わないのであれば、専門の買取業者に相談してみるのも一つの手です。 自分にとっての価値と、世間での価値を照らし合わせることで、気持ちの整理もつきやすくなります。
物を捨てるときの判断基準とコツ
必要かどうかを見極めるチェックリスト
物を捨てるときの判断基準として、次のチェックリストを試してみてください。
- この1年で使ったか?
- 今後1年以内に使う予定はあるか?
- 同じような物が他にもあるか?
- 持っていることで幸せを感じるか?
最後の『持っていることで幸せを感じるか?』 これが意外と大事な判断基準になりますよ。
失敗しない物の保留方法
「捨てるか迷う…」という物は、保留ボックスを作って入れておきましょう。数ヶ月後、そのボックスの中身を見直したとき、必要だと思わなければ手放すことができます。
今後の生活に影響を与えるアイテムの識別
防災グッズや非常食など、いざというときに命を守るものは、絶対に残しておきましょう。また、趣味の道具や愛用の品など、今後の人生を豊かにしてくれるアイテムも大切にしてくださいね。
断捨離の進め方:効率的な整理術
部屋を一気に片付けるためのステップ
まずは、一つの部屋から始めましょう。
- 物をすべて出す:一度、収納スペースから物をすべて出してみます。
- 分類する:「いる」「いらない」「保留」の3つに分類します。
- 収納する:「いる」と決めた物だけを収納し直します。
定期的に実施する断捨離の習慣化
一度に全部やろうとすると疲れてしまいます。「週に1回、30分だけ」など、無理のない範囲で定期的に断捨離する時間を設けてみましょう。
非常時に備えた収納と物の管理
防災グッズは、いざというときにすぐ持ち出せる場所にまとめておきましょう。家族みんなが知っている場所に保管しておくことが大切です。
心の整理とともに行う断捨離
うつ病の影響を受けた時の対処法
もし気分が落ち込んでしまって、断捨離が進まない場合は、無理に頑張る必要はありません。まずは心身を休めることを優先してください。
整理整頓で得られる気分の変化
部屋が片付くと、心もスッキリします。自分の空間がきれいになることで、気分が明るくなり、ストレス解消にもつながります。
人間関係の整理とスピリチュアルな側面
断捨離は、物だけでなく、人間関係や過去の感情を整理することにもつながります。不要な物や人間関係から離れることで、新しい良い縁が舞い込んでくる、と考えることもできます。
断捨離後の生活:新たなスタート
運気を上げるためのスペース作り
断捨離でできたスペースは、運気を上げるための「気の通り道」になります。お花を飾ったり、お気に入りの絵を飾ったりして、心地よい空間を作りましょう。
断捨離後の生活スタイルの変化
物が減ることで、掃除が楽になったり、毎日の行動がスムーズになったりします。よりシンプルで、心豊かな生活を送れるようになりますよ。
片付けや掃除って物や埃があるからするのですが、物が多いとそれだけで片付けや掃除が億劫になりますよね。出しっぱなしや置きっぱなしをなくせばいいのですが、もっといいのは物がなくなることです。
今後持っておくべきアイテムの見直し
断捨離を終えたら、今後、物を買うときに「本当に必要か?」と考える習慣が身につきます。これからは、一つ一つを大切にしながら、本当に好きな物に囲まれた暮らしを楽しんでくださいね。
まとめ
今回は、断捨離で後悔しないための方法をお伝えしました。物を手放すことは、過去を整理し、新しい自分を見つけることにつながります。
この記事で挙げた「残すべき11品目」を参考に、無理のない範囲で少しずつ始めてみてください。きっと、身も心も軽くなり、より充実した日々が待っていますよ!


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