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趣味を探してパラグライダーにたどり着いたお話 40年近い昔を思い出して・・・


—– 筆者です —–

パラグライダーってご存知ですか?

空を飛ぶって、ちょっと怖い気もするけど
やってみると楽しいですよ。

『空を飛びたい』・・・小さいころからずっと憧れていました。
でも、簡単には空なんて飛べないもの
難しい試験を突破して、パイロットにならないと
自分では飛べない。

それを実現するためのハードルが下がってきたのです。

まずはグライダー
ウルトラライトプレーン(超軽量のエンジン付き飛行機)
ハンググライダー
そしてパラグライダー

パラグライダーを始めるきっかけ

私がパラグライダーを始めたのは
まだフランスからこのスポーツが入ってきたばかりの
1989年でした。

いろいろあって、パイロットの資格を取得できたのは1990年。

当時の私の休日は平日なので、仲間がいませんでした。
私の趣味といえば
アマチュア無線とかオーディオとか車の運転とか、
なんかつまらない
よく言われる『暗い』趣味ばかりだなぁ と思っていたんですよね。

それで、一人でも出来て なんか新しくて
スカっと出来る趣味が欲しかったのです。
そしたらちょうどフランスからパラグライダーというものが
入ってきた頃で、「これ、いいかも」で始めました。

ちょうどNHKで
『パラグライダー入門』みたいな番組をやっていて
そのテキスト本が本屋さんに売っていたので買ってきました。
その本によると
一応試験がありますからスクール探しから初めなくてはならないとのこと。

今と違ってネットで検索なんて出来ない時代ですから、
その本に紹介されていたスクールの中から
通えそうなところを選んで電話しました。

翌週入会して、スクールの機体を借りての練習です。
最初は機体の立ち上げの練習です。

機体は布と紐で出来ているのでフニャフニャです。
これを頭上で、飛んでいる状態、つまり飛行機の翼のような形に開くのが第一歩。
これがなかなか出来ないんですよねー



頭上までくれば成功 ! もう、少しだけ浮き始めていますね ↑↑↑

それが出来たら
低い丘から飛ぶ練習です。
というより、浮く練習ですね。

次にやや高いところから、と言っても
空中で180°旋回とかやるので
そこそこの高さは必要です。
練習中は必死ですので気が付きませんが、
よくよく考えると椅子の下や足の下は空気
下から見れば『空』なわけで
床も壁も天井もない空気の中を浮かんでいるのです。

その高さで合格できたら
いよいよ、本番で飛び出すところ(お山のてっぺん)からの練習。

実技検定に合格できたら、航空会館というところで筆記試験。
それに合格できたら、
『JHFパラグライダーパイロット』の免許証が届きます。
コレがあれば、世界中で飛ぶことがてきます。

私はね、一番低いところでの練習で
落ちて首を痛めてしまったので、一年くらいお休みしました。
それでパラグライダーパイロットの資格が取れたのが
1年後の1990年になったというわけです。
今でも首のレントゲンを撮ると
お医者さんが「あっ」っておっしゃいます。
頚椎の一部が欠けているのです。 コワー !

飛び出すときは、山の上から崖に向かって全速で走ります。
その斜面の形状によっては、
機体を頭上に立ち上げただけで浮くこともあるのですが、
私のスクールで使う山は、全力で走らなければ浮きません。

馬鹿ですよねー
崖に向かって走って、浮かなければそのまま転がり落ちていくのに。

でもね、浮いた瞬間っていうのがすごく気持ちいいんですよ。

頭上の機体に『揚力』と言って、浮く力が働くのですが、
浮くというより、上から吊り上げられる気分です。

浮いた瞬間から、耳に聞こえるのは風の音だけになります。

最近流行りの河川敷で飛んでるモーターパラグライダーとは違って
風の力だけで飛ぶので、静かなもんです。

その静けさと風の音を経験すると
背中でエンジンがブンブン回ってうるさいのは
ちょっと って感じになりますね。

空気の中を私の身体だけで飛ぶようなものですから
文字通り、360度のパノラマなのです。


他の方より高く飛んでいると、何故か妙に嬉しい (朝霧高原)

私は一時間飛んでると、決まって気持ち悪くなりました。
車酔いのひどいやつです。
何故かいつだって一時間なのです、不思議ですよね。
だからって簡単に地上に降りることも出来ず、
そうかといって我慢し続けることも出来ず、
どうしたかは、ご想像におまかせしますね。


ー筆者です (着陸直前) ー

 

結婚して子供が生まれてからは、
奥さんから「飛ばないで」って言われたので
それからは一度も飛んでませんが、
あの経験は、忘れらません。

10年くらいは飛んでましたかね。

あの頃の機体の性能は、きっと今と比べると
全然飛ばない機体だったのだろうと思います。
乗るとこも、ベニヤ板にビニールを貼っただけのようなものでしたし
落ちたときに開くための緊急パラシュートもつけてますが、
本当に開くのか試すことも出来ず
落ちたことを想定した安全な装備なんてありませんでした。

スクールの知り合いも、落ちて亡くなりました。
スクールの校長先生は、落ちて車椅子の人になってしまいました。

私も落ちましたが、杉の木に引っかかって宙吊りになったおかげで
生きています。
救助隊が来るまで、3時間も宙吊りのままでしたけどね。

でも楽しかったなぁ。

還暦過ぎた今ではとてもやれませんが、
人生の中で、一番に近いくらいの
素晴らしい経験でした。

決して絶対に安全、というわけではないので
お勧めは出来ませんが、
日常とは全くかけ離れた別世界を
多くの方に経験してほしい気持ちは今でも持っています。

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