
定年後の生活、お疲れ様です。
再雇用で働いていても、収入が現役時代の半分になるのは、私たち世代にとって避けて通れない現実ですよね。
特に生活費の根幹である「食費」は、真っ先に頭を悩ませる項目でしょう。
そこで、楽しく賢く食費を浮かせる方法を提案したいと思います。
定年後の食費の現実と「月3万円」への挑戦
「夫婦二人で食費月3万円」というと、少し厳しすぎると感じるかもしれません。しかし、これは単に質素な生活を送ることではありません。
これを「知識と仕組みで無駄を徹底的に排除し、浮いたお金で旅行や趣味を楽しむための投資」 と思えば楽しみの一つにさえなりますよね。
今回の記事では、一般的な節約術(衝動買い防止や割引狙いなど)を卒業し、
シニア夫婦だからこそできる「買うとき」「調理するとき」「保存するとき」を連携させた、
食費と光熱費を同時に抑える具体的な3つの裏ワザをご紹介します。
「その手があったか!」と思っていただけたら嬉しいです。
1. 献立は決めない!「メインカセット方式」で食材費を制す
多くの人が失敗するのは、「献立を決めてから買い物に行く」というパターンです。
「今日は肉じゃが」と決めても、ジャガイモは安いが牛肉が高い日だと、予算オーバーになります。
逆に、店頭で安いものを見つけても、家で使いこなせずフードロスになりがちです。
技:「献立ブロック」ではなく「メインカセット」で買う
これは、新しい考え方かもしれません。
献立を決めず、週に一度の買い物で以下の3つの「カセット(ブロック)」だけを意識して購入します。
| カセット名 | 購入目標 | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| A. メインカセット | その日一番安い肉・魚(鶏むね肉、豚こま、旬の魚など)を1週間分まとめて購入(例:合計1.5kgまで)。 | 価格の変動に左右されない。 安い食材を基準にするため、予算オーバーが激減。 |
| B. ベースカセット | 価格が安定している保存食(乾物、豆類、きのこ、根菜、冷凍野菜)。 | かさ増しと栄養補給に必須。 生鮮食品の不足分を補い、献立のバリエーションを確保。 |
| C. 風味カセット | 風味を足す調味料・薬味(ネギ、生姜、にんにく、海苔、ごま)。 | 安い食材でも満足度がアップ。 料理の味を底上げし、飽きさせない。 |
【具体例と期待できる効果】
- 具体例: メインカセットで鶏むね肉を格安で購入。ベースカセットの干し椎茸とひじきを組み合わせれば、「ひじきの煮物」や「中華風蒸し鶏」と、高価な鶏肉を使わなくても満足度の高い2品が完成します。
- 効果: メインの食材費を抑えつつ、乾物で栄養とボリュームをカバーできるため、食材費のブレが減り、月1,000円〜2,000円の安定節約に繋がります。
2. 光熱費もセットで節約!「時間差調理」でガス代を半減
食費の節約は食材費だけではありません。調理にかかるガス代・電気代も見逃せないコストです。
特にシニア夫婦の少人数の調理は、少量ずつ火を使うため、効率が悪い場合があります。
技:週末の「大鍋&余熱合わせ技」で一気に調理
週末の夕食を作るタイミングで、光熱費を集中させます。
- 大鍋調理: 圧力鍋や大鍋を使い、ガスをつけている間に一度に3日分ほどのストックを仕込みます(例:大根と豚肉の煮物、カレー、鶏ガラスープの素)。
- 余熱調理: 大鍋の横で、電気ケトルでお湯を沸かし、その蒸気や熱を利用して蒸し鶏やブロッコリーを蒸し器で同時調理します。
- 保温・放置: 火を止めた後も、鍋に蓋をしてそのまま放置(保温)することで、ガスの燃焼時間を大幅に短縮し、食材に味が染み込むのを助けます。
【具体例と期待できる効果】
- 具体例: 週末の2時間で、3日分の煮物、蒸し鶏、ベーススープが完成。平日は温め直すか、レンジ加熱のみで済むため、平日のガス使用時間が80%減。
- 効果: 調理時間をまとめて集中させることで、ガスの点火・予熱にかかる無駄な費用が減り、月500円〜1,000円ほどの光熱費節約が期待できます。また、平日の夕食準備のプレッシャーが減り、精神的なゆとりが生まれます。
3. 「小さなロス」を徹底回避!冷凍庫は第二の“貯金箱”
シニア夫婦の食費が膨らむ原因の一つに、「食材を使いきれないこと」があります。
食べ盛りの子どもたちがいるときは、買っても買っても足りないくらいでしたけどね。
スーパーには少量パックが少ないため、どうしても二人で消費しきれずに野菜の端や魚のあらなどを捨ててしまいがちです。
技:冷凍庫を「ゴミ箱」ではなく「宝箱」にする
食材を捨てるという行為は、お金を捨てているのと同じです。小さなロスを防ぐことで、食材をムダなく使い切ります。
- 野菜の切れ端ストック: ニンジンの皮、キャベツの芯、ネギの青い部分などは捨てずにジップロックに入れ、「切れ端ミックス」として冷凍庫へ。
- 「だしパック」の自作: 魚のあらや肉の筋も捨てずに冷凍し、煮物やスープを作る際の「天然だしパック」として活用。
- 使い切りパック: 大容量で購入したひき肉や魚の切り身は、購入後すぐに夫婦二人分の「80gパック」に小分けして冷凍。使う分だけ取り出せるため、解凍しすぎによる傷みを防げます。
【具体例と期待できる効果】
- 具体例: 切れ端ミックスをベースストック(煮汁)と一緒に煮込めば、手間いらずで栄養満点の野菜スープが完成。普段捨てていたものがメインの食材になります。
- 効果: 廃棄物をゼロに近づけることで、実質的な食材利用率が向上。フードロスによる年間数千円の損失を防ぎ、常に冷凍庫に「何かある」という安心感が生まれます。
まとめ:節約を楽しむ「夫婦の会話」に変える
いかがでしたか?
これらの「カセット方式」「時間差調理」「貯金箱冷凍庫」の技は、
お金がないからやるというより、「賢く生きる知恵」として楽しんで取り入れていただきたいルールです。
完璧を目指す必要はありません。
まずは週に一度の買い物で、一番安いメイン食材を見つける 「カセット探しゲーム」 から始めてみませんか?
浮いたお金(月1万円近く!)を合算すれば、
年に一度の「夫婦温泉旅行」の資金は十分賄えるはずです。
食費を抑えることが、夫婦の楽しみを増やすことに繋がる。
これが、定年後のお金との一番賢い付き合い方だと私は思います。


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